クリエイター近江(wrbx5113)
管理番号1154-25690 オファー日2013-09-21(土) 13:54

オファーPC ヴィンセント・コール(cups1688)コンダクター 男 32歳 代理人(エージェント)兼秘書。
ゲストPC1 イェンス・カルヴィネン(cxtp4628) コンダクター 男 50歳 作家

<ノベル>

 かりかりかりかりかり
 かりかりかりかりかり

 静かな部屋、薄明かりの中で、ひたすら万年筆を動かす音だけが聞こえる。
 机に向かったままの姿勢でひたすら手を動かすイェンスの後ろ、ヴィンセントが椅子に座って作業を眺めていた。
 もう何時間こうしているだろう。
 時折、原稿用紙がはらりと落ちる。
 それを拾い、手元のバインダーに挟もうとしてヴィンセントは手を止めた。
 
 He says...
 End word is...
 Loop to...
 Poor man gets...

 小説の文章としておかしい所はない。だが、文頭だけ並べて読めば「HELP」となる。
「冗談は程ほどに。それにこういう悪戯をしても喜ぶのはミステリファンです。ミスタ・イェンスあなたのファン層ではありません」
「偶然だよ、偶然」
 軽口で返しながら、イェンスの手は止まらない。
 沈黙の中、彼の脳内には世界が広がり、物語が展開されていく。

 物語とはどうすれば面白くなるのだろうか?
 そんな事を考えているフシもない。きっと彼の頭の中では登場人物が勝手に動き回り、自由に冒険を繰り広げているのだ。
 物語の中ではその成果を傍で見ているだけのイェンスが、現実世界のイェンスとリンクし、その冒険をただ書き留めるだけ。
 彼の今書いている児童文学なら殊更、主人公の少年やちょっとお転婆なヒロインが素敵な冒険を繰り広げるのだ。
 だから現実世界のイェンスが頭をひねるのは、こういう悪戯心を満足させるときだけである。

「あと、どのくらい書けば終わるのかねぇ」
「そうですね、あと30,000文字という所でしょうか。今のペースだと10時間後には終わります」
「気のせいかも知れないけど、今から十時間ほど前に夕飯を食べたような気がするよ」
「あれはまだ九時間前のことです」
「……長いねぇ」
 独り言のように呟いて、イェンスは再び執筆を開始する。

 そもそも、仕事量が老齢のイェンスにはきついものだった。
 本業の出版用作品にくわえ、雑誌のゲストコラム、同じく雑誌に載せるインタビュー用の原稿、次回作のあらすじと要点、ついでに文庫版に関する後書きの書き下ろしと推敲、さらにはその文庫本に収録する新規書き下ろしの短編が一本。
 その〆切は遠くはなく、今、イェンスが机の上で無我夢中になっているのはそのせいだった。

 なぜ、そこまで仕事をいれてしまったのか。
 ついうっかり、とはヴィンセントの言である。
 普段、イェンスが大きな仕事を請けている時、得てしてそれ以上の仕事はヴィンセントがセーブしていた。
 最近、大きな仕事がひと段落してこまごました仕事をこなしており、数は多いものの全体として余裕が出来ていたのは確かだ。

 イェンスの腕ならば、という前提がつくものの、出版用作品は既にプロットができあがったものだし、ゲストコラムはコラムだからして好きな事を書きなぐればいい。作家インタビュー用の原稿も実際にイェンスのインタビューに同席し後からマズいところを修正できる。
 次回作のあらすじは本文を書くわけではなくアイディアをヒネるだけなので執筆自体には手間取らないだろう。
 文庫版の推敲は出版時に何度も行ったし、後書きには思い出話でも書くだけだし、書き下ろしといっても20ページの短編だ。
 このように、ヴィンセントの中ではひとつひとつは大した事が無いと判断した結果だったのだが、塵が積もって山となった。今にも火を噴きそうなので紛れもなく活火山だ。

 それでも文句つきとは言え脱走もせず、今、机に向かっているイェンスの姿はさすがにヴィンセントの良心を刺激した。
 と、いうことで空が真っ黒を通り越してそろそろ白んでくるのではないかというこの時間帯に、ヴィンセントは暇潰しもせず、イェンスの背中を見守っている。
「そうだ。短編のネタだけど面白いことを思いついたんだよ。たまごが転がるんだ」
「ほう?」
「どこまでもどこまでも。異国の空を越えて、海の中を潜って。転がる卵を追いかけていって旅をするんだよ」
「オチは卵が孵って鳥が生まれて、その旅で出会った人々に挨拶しながら家に帰りますか?」
「そう! よくわかったね。長年一緒にやっているとテレパスでも使えるようになるのかな。どうだろう、楽しいと思うんだけど」
「楽しかったですよ。それは86年に書いたアイディアです」
「……そっか、もう書いちゃったっけ」

 はらり、と原稿用紙が落ちる。
 拾い上げたヴィンセントが素早く目を走らせて、付箋紙を数枚貼り付け、ファイルする。
 付箋紙は一読時に見つけた誤字脱字や文章のアラをメモする役割のものだ。
 どうやら卵の思い出に邪魔されず、少年と少女は無事に冒険を進めているらしい。
 イェンスの頭の中ではまっとうな冒険と、新しいアイディアが同居している。
 少年が冒険をしているすぐ横で、自然が子供に語りかけ、すべてのものが擬人化する。かと思えばダークファンタジーの世界で盗賊が秘め事に耽溺しているに違いない。
 よくまぁ話がごちゃごちゃにならないものだと感心するが、作家の脳みそとはそういうものなのだろう。
 いや、ついさっき既に出したアイディアを何のてらいもなく提案するあたり、ごちゃごちゃにはなっているようだ。
 さすがに睡眠不足という敵は作家の記憶力を低下させる。

「キャンディ食べる?」
「またリコリスじゃないでしょうね」
「バレた? 大丈夫、キシリトールが入っているからこんな時間に食べても虫歯にならないよ」
「それはもう良い、この眼鏡置きが」
「眼鏡置き?」
「あなたの顔はメガネを落とさないために乗せておく程の価値しかないのか、という皮肉です」
「説明しなくてもいいのに」
 イェンスが引き出しから黒い菓子を出して口にいれる。
 イェンスの故郷では一般的なお菓子なのだが、ヴィンセントには受け入れられず、いわく「掃除していないトイレの香りがする菓子」だそうだ。
 香りは強いが悪くないのにな、というイェンスの主張は未だに受け入れられない。
 彼の故郷、フィンランドは料理技術という分野において欧州で三指に入ると評される程有名な国だ。
 その味覚はアメリカに住んでからもあまり周囲に受け入れられない。イェンス自身はこの国の文化に慣れ親しんでいるにも関わらず、である。
 ちなみにフィンランドは三指に入るが、一位はぶっちぎりで英国。料理のどんな種目の順位かは言わずもがなだ。
 近年、食料の輸入体制が整ったことで急速に発展を遂げているらしいが、イェンスにとっての故郷の味は訪問中の他国の大統領が酷評するレベルの味であった。

「何の話だっけ」
「サルミアッキを食べたら歯を磨いてくださいという話です。ついでに香料の類でも食べてください。部屋がトイレの消臭剤の匂いで汚染されようとトイレそのものの香りを部屋の主が放ち続けていることに比べたら百倍ましです」
「そうだっけ? でもせっかくだからもう少しメジャーでもいいと思うよ。作品に登場させてみようかな? 主人公はハカセだ。少年でもいい。謎の島を冒険するんだけど節目、節目で美味しいお菓子を」
「……おいしい?」
「ええとね、その、なんだ。フシギなお菓子を食べるんだ。それ、後書きか何かでサルミアッキって白状すると流行ったりしないかな?」
「作品の評判は上々でしたが、アルミサッキは完全にスルーされましたね。それ、オット博士でしょう?」
「……いけないなぁ。記憶とアイディアがごっちゃごちゃになってきたよ」
「よっぽど頭が動かなくなってきましたね」
 ヴィンセントはサルミアッキをわざと間違えて発音した。
 それに対してつっこみがない、ということは、それに気付く余裕もないということだ。
 このように小さく小さくイェンスの状態を確認しつつ、ヴィンセントは時計とスケジュール帳を交互に睨む。

 作家という生き物は通常、夜が更けるにつれて筆が乗り、アイディアも浮かぶ。という生態を持っているらしい。
 それはこのイェンスも同じである。昼よりも夜間の方が圧倒的にスピードが速い。
 しかし、それもちょっとした壁を越えるまでの話だ。眠気が襲いかかりやる気を喰らい尽くすまでのタイムリミットは長くは無い。
 夜中の二時ほどをピークに、後は執筆速度が急落し、文字は汚濁が始まってミミズが繁殖し、アイディアは陳腐化していくのだ。
 気分転換はひとつの手段だが集中が切れるという副作用を持つ。
 僅かに逡巡し、コーヒーでも用意しようとポットを手に部屋を出たヴィンセントの背中に、イェンスの陽気な声が響いた。
 アイディアが煮詰まったのだろうか、大きなクッションと手を取って歌いながらくるくる回って踊っている。

「♪体が勝手に動き出す。ほらポルカのリズムだ、レッセッセ!♪」

 フィンランド民謡の一説だ。
 昔はイェンスが何を言っているのか分からなかったが、ロストナンバーとして覚醒してからフィンランド語(しかも方言)の意味が何となくわかるようになった。
 初めてイェンスがいきなりこれを歌い始めた時は壊れたのかと心配したものだ。
 何せ、傍から聞いている限りは「りんびてらっらー りぺりぺらんら りんぱで るんぱる りびらんぱー」のように、早口でぱらぱらと叫んでいるようにしか見えない。
 その時は「故郷のポルカだ」とだけ説明されたが、今、意味がわかって聞いてみると、やっぱり夜更かししすぎてテンパっているんだなとしか思えない。事実、そうなんだろう。

「じゃあ、歌がテーマなのはどうかな」
「歌うのはベルですか? それとも、とっても長い長い歌を作りますか? 両方、やっていますから今その話を考えるのはやめた方が良いと思いますが」
「うーん、我ながら色々書いたものだねぇ」
 原稿用紙がはらりと落ちる。
 ページには「fin」の文字。どう考えてもまだ終わるところじゃない。
 だって、冒険の途中でお腹がすいた少年が釣り針につける虫を探し始めたところだもの。
 いくら何でも、釣り針につける虫を探すのはこれからだ! という終わり方にはならないだろう。
 今夜書くのはここまでという意思表示に違いない。
 スケジュール的に、そろそろ今夜の分の本編の執筆作業は切り上げないと他の物が書けないので正しい判断である。

「次はインタビューの原稿です。質問内容はあらかじめ貰っていますので、まずは素直に答えてください。今、いきたい所は?」
「ベッドの中」
「夢はありますか?」
「あるんじゃないかな。寝たら見れるよ、きっと」
「冒険と言えば?」
「〆切が迫っている今、このまま寝るのは凄い冒険だよね」

 ヴィンセントが黙り込むと、イェンスはまたもサルミアッキを口に放り込んだ。
 ペンを走らせ、ヴィンセントはイェンスが言った答えを書き留める。
 そのまま描いて出版してやろうか、などと思いつつ、手は勝手に体裁を整えていく。

~~~

 ――今、行きたいところは?
『どこでもいいから行きたいね。読者の諸君も行きたいところなんていわないで、今から行く場所を楽しんでみたらどうかな? 私は夜にベッドの中へ行く、これだけでもわくわくするよ』

 ――夢はありますか?
『夢! あるよ。いっぱいある。読者諸君も夢はあるよね。私は夢は身近なものだと思っているんだ。眠るだけで勝手に夢は見れるけど、それと同じくらい将来の夢は傍にあるものなんだよ』

 ――冒険と言えば?
『今、自分の前にある危険にあえて挑むことかな? どうなるだろう、ってわくわくしない?』


 ――このように、作者は夢、冒険をとても身近なものとして……。

~~~

「……上手に脚色するねぇ」
「児童文学の作家のイメージはこのようなものでしょう。反論はすべての仕事が書きあがったら認めます」
「すー」
「話しかけて返事も聞かずに寝ないでください。寝るならベッドを用意しますので、書き上げてからそこで寝てください」
「書き上げてから?」
「書き上げてから。その前にベッドに入るなら氷水をバケツに用意しますから少し待っていてください。次は文庫本の後書きと短編の番なのでそれを書きながら待っていても構いません」
「と言っても、短編ってあれだよね? ちびちび騎士団のアイディアは「海へ」で使い切ったもの。今更、5年以上も前の作品の特別書き下ろし短編をもう一本、なんてさ」
「文句は書き上げてから聞きます。とっととアイディアを出してください」
「うー。じゃあ、こうだ。ちびちび騎士団の五年後の物語をだね」
「それをやると一部の原作ファンが酷く罵ってくれるでしょう。熱心な読者はすでに終わった物語がもう一度始まることを望んでいますが、自分の望まない方向へ転がることを望んでいません。しかし読者の想像は勝手なものですから必ず願望から外れ、怒り狂う輩が現れます。ましてや作者が公式にそんなものを出すのはパートでテロリストを募集するのと大差ないことを思い出してください。イェンス、以前、同じようなことをして毒りんごを贈られたことを忘れましたか?」
「あのりんごは甘かったよね」

 イェンスの心身は限界に来ている。
 それはヴィンセントもよく把握していた。
 いざとなれば彼のために編集者にキャンセル、あるいは延期の連絡をする手段もある。
 だがヴィンセントの直感は「書ける」と踏んでいた。
 イェンスならば、この仕事量をこなせる。
 だからこそ、ヴィンセント自身、猛烈な眠気と戦いつつもイェンスと共に起きているのだ。
 全幅の信頼を寄せるイェンスが机の上で「かーちゃんのラーメンおいしい」とか言っているのは気のせいだ。
「ミスタ・イェンス。貴方の故郷はフィンランドでラーメンはない。そうですね?」
「雑貨屋に行けばインスタントラーメンくらいあったもの」
「どこが『かーちゃんのラーメン』なのか理解するのは後にします。さあ、書いてください」
「かーちゃんのラーメン食べさせてくれたらやるもん」
「買い置きの適当なカップラーメンにサルミアッキぶちこんだものなら私が作ります」
「かーちゃん、そんなもの作らないもの」

 軽口と軽口の間に原稿は進む。
 気付けば、文庫本の後書きと推敲も終了していた。
 残るは、短編。

「もうアイディア出ないよー。寝かせてよー」
「ダメです」
「ちょっとだけ。ほんのちょっとだけ寝たらスッキリするから。そしたら書けるから。ね?」
「わかりました。では180秒の睡眠を認めます。おやすみなさい」
 言うが早いか、ヴィンセントは部屋の明かりを消す。
 うっすらと窓の外から明かりが漏れてきているので、そろそろ夜明けの時刻だ。
 今だ! とばかりに、イェンスは布団に入って目を閉じる。

 こち、こち、こち、こち。

 時計の音が気になる。
 しかし、ここで眠らなければ二度目のチャンスはおそらく与えて貰えないだろう。
 目を閉じたまま、意識を手放すため深く息をする。
 ふぅーっと息を吐くにつれ、脳に血液が流れ込んだのか、ほわぁんと暖かい気がした。
 布団はまだ温まっていないが、やがて暖かくなるだろう。

 こち、こち、こち、こち。

 先ほどまであれほど霧のかかっていた頭に、やけにはっきりと時計の秒針が語りかけてきた。
 これはもしかして、今なら再びペンを取って動かすこともできるかもしれない。
 だが布団が少しずつ暖かくなってきた。
 ぼーっとしてきて、もう少しで眠れる気配が……。

「時間です。起きてください。そして書いてください」

「ぜ、全然寝てないよ!?」
「私が貴方に差し上げたのは180秒の自由時間であって、睡眠時間に限定しません。貴方にはそれを浪費する自由がありました」
「ちょっと待って、書けない! 眠いって!」
「それだけ騒げれば十分でしょう」


 ――やがて。
 腰の痛みをこらえつつ、床からむくりと起き上がった。
 時計を見ると三時。窓の明るさを見るに、昼過ぎということだろう。
 朝食どころか昼食すらとっくに過ぎている時間だ。
 床で倒れこむように寝ていたようで、頬はつっぱっていて、鏡を見ずとも顔にカーペットの跡がついているであろうことが分かる。
 痛む腰は、床で無理な体勢で眠っていたことがわかった。
 最後の記憶は夜明け直前、ヴィンセントと殴り合っていた気もするが、ほとんど覚えていない。
 机の上にあったはずの原稿がなくヴィンセントが横にいないということは、どうやら昨夜の自分、いや、今朝の自分は何とか根性でノルマを果たしたらしい。
 ヴィンセントの姿が見えないのは既に帰ったのか、それとも出版社に交渉に向かっているのか。
 大欠伸をしたイェンスが、冷蔵庫にある牛乳でも飲もうかと部屋の扉を開けると、玄関に人間が横たわっていた。
 ヴィンセントはここで力尽きたのだろう。
 彼のポケットからは宅配便の送付状が覗いていた。
 クールな表情ではあるが、眠っていると力も眉間の皺も抜けている。
 イェンスを煽るようなことばかり言ってはいたがヴィンセントもまた眠気や疲労と戦っていたのだろう。
 そして、イェンスが倒れた後、出版社に送付の手続きをしてから倒れ、今、回復の最中にいる。

 きゅぽ。

 イェンスは穏やかな笑顔のまま、油性マジックの蓋を外した。

クリエイターコメントこーんばんは!
0世界のはずれくじこと近江です。
めっきり寒くなりましたね! ってことで、作家さんの修羅場風景をお届けいたします。
これをお届けするには近江自身が睡眠不足で夜中の修羅場を迎えねばなるまい、と考え、
それを実行してみたところ、見事に睡眠不足で日中、頭が使い物にならなくなったのは想像通りです。

人間、ちゃんと寝ないとダメですね!
でも、そんな時にプロットを立ててみたらいい感じに話の中心がどこにあるかよくわからないままブラブラと進んでいくという
雰囲気だけはそれっぽいものになったんじゃないかなー!って思います。勝手に思っているだけです。

さてさて、長らくお待たせして申し訳ありませんでした。
作家さん、作品リストを見ながらこういう話かなーなんて想像したりして、
本編の中にいくつか忍び込ませてみました。
いっそ、イェンスさんの書いた話を……とも思ったのですが、
イェンスさんの書くお話は近江の書く話とはベクトルが全然違いそうでしたので、
かっこいい児童文学の執筆はこんな生々しい修羅場の中で起きてるのよー的な話にしてみました。

・・・と、長々語るという無粋なマネをしてしまいましたが。
また機会がありましたら書かせていただけますと幸いです。
公開日時2013-10-23(水) 23:10

 

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