メフ・メフィートの王都『悪徳の都』ヴォーガスタを北に行く事約四日。 雪の冠を被る『黒の森』にそれは居た。 一目見れば分かる異形。 一目見れば分かる災厄。 色彩無き世界を文字通り黒く彩る巨大な影。 相反する、美しい少女のフォルム。 禍々しくそれでいて蟲惑的に。 唯、雪に遊ぶ――「つまり、退治よ」 世界司書アゼル・リエッタはロストナンバー達を目の前にそんな風に話を切り出した。「ヴォロスに居る危険な生物――モンスターを片付けて欲しいのね。理解(わか)る?」 何処か気だるくアゼルは問うた。「竜刻か」「ええ」 世界図書館の目的はヴォロスに存在する未知なる力――竜刻の回収である。 ヴォロスのモンスターの場合、太古の昔の魔術師の遺産にせよ、生物が突然変異をしてしまったものにせよ、竜刻の影響を受けた存在には違いない。効率良くそれを得る為の手段として辺境等に潜むそれの討伐にロストナンバー達が赴くのはそう珍しい話ではなかった。「……まぁ、退治だな」「だからそう言ったじゃない」 頷いたロストナンバーに僅かに口の端を歪めたアゼルは肩を竦めた。そしてそのまま言葉を繋げる。「問題は、その相手よね」 全く道理である。事態は至極単純なのだ。人の寄り付かぬ場所で人知れず危険な存在に始末をつける――問題があるとすればその全ては『相手』に限るではないか。「現場は雪の森。 ヴォロス諸王国の一つ『メフ・メフィート』の北。街道の外れ、遥か昔に魔術に傾倒した貴族が治めていた――そう呼ばれている森よ。今度の相手は少女を生やした黒犬」「……生やした、黒犬?」「言葉通りの意味。 まぁ、犬のサイズは五メートル近くもあるから全然普通じゃないけどね」 この女、実に気楽にモノを言う。他人事のようなアゼルの言葉にロストナンバーは思わず苦笑いを浮かべた。「能力は言わずと知れた馬鹿力。 後はそうね、女の子は魔術師。 より正確に表現するならば魔術師に似た力を使う、だけれど」「単純な力押しで群がり難い、と」「――そういう事。つまり弾幕担当って所ね」『半分』は人のなりをしているとは言え、それが異形のモンスターである以上は意志を疎通させる事は不可能だ。人間的な感覚も、知性も無いと考えて良い。「女の子は人の声に似た声も出すわ。 誘惑の心算かしら。それは決して意味を為さないけれど、竜刻はそれにも力を与える」「難儀だな」「ええ、とっても大変だわ。頑張ってね」 アゼルは再び唇を軽く吊り上げた。くっくっという笑い声はまるで鳩が鳴くようだ。「後一つだけ」「ん?」「魔獣は一体だけど、少し特殊。 それぞれ動きが別個と言うべきなのかしらね。 女の子は犬に対して主従の主を持っている。女の子が力を失えば犬もそうなるわ」「弱点という訳か」「どうかしら。弱くは無いわ。 単にまともに犬の相手をしても『どうしようもない』と言っているのよ」「……やれやれ……」 何ともまぁ、有難くない忠告である。 ロストナンバーの任務は難儀なモノ。 とは言え、モンスターの討伐は世界図書館の目的である竜刻の回収のみならず、ヴォロスの平和に寄与するのも間違いは無いだろう。「……やれやれ、だ」 もう一度繰り返したロストナンバーは溜息を共に席を立った。赴く戦いは簡単なモノにはならないだろうと半ば確信を持ちながら。 未だ誰が訪れる事も無い森の中。 冬枯れの森に獣の咆哮が響き渡る。 おおおおおおお……! 吐き出される低い獣の声は慟哭。 その先を選ばず――選べぬ慟哭であるかのよう。辺りを忙しなくぐるぐると回り、響く程に虚しく、葉を落とした梢をふるふると振るわせる。 ふふ、ふふふふふ―― ちらちら舞う。 背の少女の声は笑い声。 舞い落ちる雪と共に森に遊ぶ。無邪気に、何処か艶やかに。狂い、それでも美しく。 まるで廃滅する銀色の世界にその存在を示そうとするかのように。 ……未だ訪れる者は何処にも無い。 冷たい森は静かに開幕の時を待っていた。 色を失った『劇場』は、予感にはしゃぐその声を唯静かに吸い込んでいた。 これはそう、少女と犬のピルエット。 だからこれから―― ――Shall we Dance?
ヴォロスの伏魔殿、メフ・メフィートが魔都『悪徳のヴォーガスタ』を北に行く事約四日。 今はもう誰が近寄る事も無い色彩の失せた森を奇妙な集団が進んでいた。 「あ、ツヴァイにシートンさんに……。 お正月にモフトピアで会った、えと……そうそう、坂上さんだ、坂上さん」 「妙なトコでまた会うな、お前ら。あと、正月に見かけた食欲魔人」 少し含んだような日和坂 綾の言葉に坂上 健が軽口を返す。 何人かは見知った顔もあるようだが、基本的に七人は余り統一感は無い集団だった。 「……」 その生まれと育った境遇から積極的に人と関わる事を嫌う蘇芳は、談笑等には構わずに寡黙に押し黙ったまま雪道を進んでいるし、実は先述の七『人』という表現も厳密には正確ではない。 歩を進める六人の後方からはのしのしと灰色熊の巨体が続いていたからだ。だが、前を行く六人は巨大な獣の姿にも何ら動じた様子はない。 「にしても、黒い森って……本当に黒いのですね。 おいらたちの住んでいた森とは、若干違う感じですね」 鼻先を掠めた捻れた枝を前足で払いながら灰色熊――ワーブ・シートンはそう呟いた。 その黒いつぶらな瞳には確かな知性が宿っていた。世界図書館の擁する種族や存在は実に多岐に渡り、中には彼のように人間の姿を持たない者もある。 故に人語を解し、操る彼は全く問題なく森を行く一団の『仲間』なのだ。一見するにヴォロスには馴染まない所もあるその姿は、それでも誰に見咎められる事もなく獣道の雪を踏みしめていた。 「黒い大きな犬さんと、それにくっついた女の子、かあ……」 白い吐息が森のしんとした空気に踊った。 吹き抜けた冷たい風にコートの前をきゅっと押さえながらそう言ったコレット・ネロの言葉はまさに彼女の――一同の目的であり、彼等がこの場所に居る意味を指していた。 世界図書館に所属するロストナンバーである一団がはるばるこの竜刻の大地に赴いたのはこのヴォロスに存在する特異な力の源である『竜刻』の回収を行う為にであった。 「……話を聞くだけだったらおとぎ話みたいで、可愛いんだけどなあ……」 その方法は様々。時にはそう危険のないケースもあるのだろうが、付け足したコレットのその声色には幾らかの緊張が混ざっていた。少女の小さな溜息は『今回の方法』が比較的穏やか為らざるそれである事を非常に分かり易く示している。 「成る程、確かに似合いの場所とは言えるだろうが……」 応えるように呆れたような調子でトール・イルアン・グライベルは呟いた。 「魔術絡みの作品を森に放置? 正気の沙汰では無い」 この『黒の森』は古い時代、魔術に傾倒していた領主が治めていた領地だったとも言われている。 同じく魔術と呼ばれる技を生業にするトールからすれば、『後始末』無き所業は拘りか美学に許せない所でもあるのか、少しその声色は渋かった。 ロストナンバー達に与えられた使命は『竜刻の力を得たモンスターを排除する』事。 「……それにしても、さすがヴォロスって所か? まさか犬と人間のハーフがいるだなんて思いも寄らなかったぜ……!」 要するにその相手がツヴァイの言った『黒犬な少女』なのである。『黒犬と少女』ならばまだしも多少は常識的な展開も期待出来ようが、残念ながら荒っぽい展開が避けられない事は既に世界司書アゼル・リエッタからも聞いているお墨付き。不可避なのは先刻承知の現実である。 遠く遠雷のような獣の唸り声が聞こえた気がした。 「……ま、頑張って行くか」 「うん」 「分かってる」 嘯くように肩を竦めたツヴァイに綾と健が頷いた。 覚悟というものは力にもなる。最初からその心算で来たのだから慌てる事等何もない。 多少相手の毛色が違うとは言え、ストリートファイトをこよなく愛し、明け暮れる綾にとっても。あらゆる武器を収集し、又戦う事を少なからず好む健にとっても相手が相応しいという事は是非もない事なのだった。 「さて、鬼が出るか蛇が出るか」 トールは少し皮肉に冗句めいた。 そう、最初から出るのは黒犬に決まっているのだけれど。 「こんな子供を産む親ってどんだけデカイんだろうなあ……!」 飄々としたツヴァイは口の端をにっと歪めて冗句めいた。 「……相当な化け物だ」 蘇芳の口を突いて出た言葉は誰に向けたモノでも無かった。 殆ど無意識に発せられたその一言は彼の腹の底で黒く煮えるような感情と感覚が発露したかのような意味合いを抱いている。 思い出す――と言えば正解だろうか。生きる為に、存在する為に戦ってきた日々を。闘技奴隷として腕を振るっていた頃は必ずしも相手は『まともな』人間だけでは無かった。 失った右腕を疼かせるその感覚は、目前のバケモノがそれ相応に特別であるという事を何より如実に明確に蘇芳に告げ、理解をさせていた。 成る程、それ相応の威圧はある。バケモノの持つ見事な黒銀の毛並みは、厚曇りの雲と鬱蒼と伸びた梢の向こうから降り注ぐ弱々しい日の光を跳ね返し、妖しく光沢を放っていた。 ちらちらと舞う雪を張り付かせたその姿は見た目の獰猛さとはまるで逆のイメージを与える一種の『狂気』を雪の庭に映し込んでいた。 「五メートルか……おいらよりも大きいな」 自然には在り得ない生物のその存在感にワーブの声も幾らか乾く。 十数メートルの距離を置いて向き合っても肌を突き刺すような強い殺気と危機感は格別だった。 ロストナンバーの目的が竜刻の回収とは言え、黒の森が人の近寄らぬ禁断の場所であるとは言え。 『それ』がこのヴォロスに与える好意的ではなかろう影響を考えれば、倒す事は別の意味も持つ。 おおおおおおおおお……! 冷たい空気が震える。低音が腹の底を揺する。 「これが相手ですか。不足はありませんね――ヴォオオオオオオオ!」 黒獣の咆哮に負けじと声を上げたワーブが後ろ足に力を込めて立ち上がった。 姿勢を持ち上げ威嚇するようにその巨体の威容を示してから四本の脚で地面を蹴る。 元より話し合うような相手ではない。ロストナンバー達の目的は魔獣の撃破であり、魔獣は魔獣で滾る殺気を隠そうともしていないのだから――長い付き合いになろう筈も無い。 「……っ!」 頭を振った黒犬の牙を器用なワーブの前足が受け止めた。 まともな組み合い――力と力のぶつかり合いである。文字通り人間離れしたワーブの膂力だが、それをしても些か分は悪い。黒犬を止め切るには到らない。 だが前に出たのはワーブだけでは無かった。 「日和坂! トール! コイツの足止め、長くは保たねぇぞ!」 「援護するから――行っけぇ~、火炎弾!」 「さて? 努力はしてみますけど」 綾の靴はトラベルギア。セクタンである『エンエン』の炎を受けた蹴撃は格闘の間合いの外に居た黒犬を瞬く間に火炎に包む。 ――ほぼ同時に。低いトールの詠唱を受け、ルーンの刻まれた『彼女』の刀身が光を放った。 炎を食い破らんとする黒獣を囲うように展開された何本もの刃はまさに弓兵の精密射撃の如く包囲した巨体を切り裂いた。 「……ち、しぶとそうですね……」 並みの相手ならば仕留め切るその一撃にも揺らがない敵にトールは小さく舌を打つ。 しかし二人の連携は敵の姿勢を少なからず崩した。もう一声鳴いたワーブが敵を押し返す。 更には雪を蹴り上げ大きなストライドで間合いを詰めた健がこじ開けられたスペースに身を躍らせた。その体躯故に足元への対応が遅れた巨獣に対し、手にしたトンファーをくるりと回した健は、熟練の技をもって強かに前脚を叩く。 足元から崩すのは鉄則―― 「トンファーってな、防御しながら攻撃できるのがウリなんだよ!」 仲間に掛けた声が示す通り元より健はそれで倒し切れるとは思っていない。 (頼むぜ……ホント……) まるで鉄柱を殴ったかのような衝撃はトンファーを扱い慣れた彼の手さえ痺れさせている。効いて居ない筈は無かろうが、相手も伊達にバケモノではない。 怯まず前足で健を潰しにかかった黒犬をタイミング良く阻んだのは蘇芳だった。 左手に握られた小太刀状のトラベルギアは持ち主の意を受けて一瞬で彼に相応しい大刀へと姿を変えていた。 「おおおおおおおお……!」 救出のタイミングにはなったが、蘇芳自身はと言えばそんな心算は毛頭無い。 共闘と言う概念を持たぬ戦士は自身の持つ戦いの技の中で完結している。そう、生きてきた。 裂帛の斬撃に幾らか黒い毛が散り、黒っぽい血液が雪に斑の染みを作った。 猛る黒犬、反して笑うのは背上の少女。辛うじて胸の隠れる程度の衣装を身につけた少女は美しいがそぐわない。この冬の光景にも、平和な人の世の光景にも。 足元を少女の魔光が焼き払う。容易な接敵を許すまいと繰り出された一撃はワーブを後退させ、間一髪トンファーで直撃をいなした健も雪の上に弾き飛ばした。 「悪ィな、お嬢ちゃん……と、ワン公」 させじと動くのはツヴァイ。 メモリストで隙を知り――冬枯れの木を駆けるように登った彼は他の面々とは異なり、空中から攻撃を仕掛けていた。狙いは黒犬に非ず、それを統べる少女である。 「レディと動物を手に掛けるのは趣味じゃねぇけど……せめて、ゆっくり眠らせてやるからな?」 気取って流儀を口にした彼は空中で姿勢を整え浴びせかけるようにそのナイフを振るう。 ……ケタケタケタケタ……! 敵が急所を的確に狙うファイティングナイフの一閃も幾らか浅い。 少女らしからぬ邪悪な笑い声を上げた魔獣の主は肌を切り裂かれるも健在だった。 「っと……!」 黒犬の背に何とか着地し、視線をそちらにやったツヴァイの視界に赤光が迫る。 「さ、させません――!」 声と共に少女の身体が衝撃に傾ぐ。 放たれた魔光はまさにツヴァイを掠めるように飛び去り、彼の頬に一筋の傷を作った。 「……だ、大丈夫ですかっ」 間一髪で少女に体当たりを加えたのはコレットだった。 彼女の羽ペンは描いた事象を事実にする。少女の背には美しい白い羽が生えていた。 「無茶するなよ」 少し面食らったツヴァイは無意識に小さな苦笑いを浮かべていた。 彼の知るコレット・ネロは言うまでもなく『無茶をするヤツ』なのだ。 それを守るのが自分の役目で――目を離さないのが『王子様』の務めであるとも思っている。 それが、これでは。 「……気合が入るぜ」 もうさせない。今度は自分の番とツヴァイは一つ気を入れる。 戦いは一秒毎に激しさを増していた。 魔獣の強さは当然の如く個々のロストナンバー達を圧倒している。 しかし、多勢に無勢。連携の有無、効率は兎も角としても――戦う術を確かに持った彼等の手数による多角攻撃は少しずつ強大な敵から余力を奪っていく。 「お前の業が魔術ならば、私には脅威足り得ない」 誘惑は破幻術で打破。魔光の悉くも幾度も見れば質は知れる。 魔術師トール・イルアン・グライベルは余裕綽々に少女の弾幕を押さえ込んだ。 「ヴォオオオオオオオ!」 傷付いている。傷付いているがワーブは怯まない。 祖霊の力を受けたポラリスの爪が黒犬の顔を張る。 黙々と優秀な戦闘機械のように刃を振るう蘇芳が潜り込んだ下から黒犬の腹を貫いた。 「やらせねぇ! お前の相手は、俺だっつったろ?」 牙を剥きかかった黒犬の口を健のトンファーと炎が叩く。 息も吐かせぬ連続攻撃は自然と見事な闘いの譜を描き――戦いの勢いを決定付けようとしていた。 「……っ!」 目前まで迫った一撃に思わず目を瞑ったコレットの腕を今度はツヴァイが引き寄せる。 「任せとけって」 これまで最も大きい貢献で黒犬の脚を止めたワーブが吹き飛ばされ木を薙ぎ倒して倒れるも。 「倒すって決めたんだ! だから、だから負けられないっ!」 隙を縫い黒犬の背を駆け上がった綾が傷付いた少女に直接蹴撃を見舞う。 身体がくの字に折れている。これまでにない大きな手応えに綾は『その時』を確信した。 時間は無い。勝機は一瞬。勝負は紙一重―― 「――トール!」 身体を翻すように捻った彼女の言葉を魔術師は待っては居なかった。 魔術師の本懐は論理と冷静。突き詰めればこの一瞬は得難いダイヤモンドに相違無い。 「これで、終わりです」 刃の風が貫いた。 獣の背を撫で上げ、身体を負った少女の頭を石榴のように割り砕き。 それが、戦いの決着だった。 「……これで、よしと。大丈夫ですか?」 静けさを取り戻した森で漸くロストナンバー達は人心地をついていた。 傷付いた仲間達の手当てにあたるのは傷薬と小さな看護婦を『描いた』コレットである。 「それにしても、すごい相手だったなぁ。 ……おいらたちの森では、まったく見かけないものだったよ」 最も長く直接力比べをしたからかワーブの言葉には強い実感が篭っていた。 黒の森は広く聞いた限りでは愉快でない噂も多い。確かに彼の森よりは不吉な場所なのだろう。 「少し調べてみたいけど……」 原因が黒の森にあるならば――コレットの声色には少女と黒犬への幾らかの憐憫が覗いている。 「興味があるのは私も同じですけれど」 と、トール。此方は知的好奇心。 コレットの頭にツヴァイがぽんと手を置いた。 「……ま、それはまた今度な」 応急手当はしたとはいえロストナンバー達の消耗はかなり大きい。 余り平和でなさそうな森に長居するのは確かに得策ではない。 「おいおい、大丈夫か?」 「あ、あはは。私……自分が直接殺したの、初めてだったんだ。なんか今ね、足が震えちゃってさ」 声を掛けた健に綾は「情けないけど」と付け足した。 戦いは激しいモノだった。今はどの顔にも休息が必要だ。 「ほら……さっさと帰ろうぜ」 健の言葉に彼女は一つ頷いた。 「うん、ありがとう。もう大丈夫。……帰ろう、0世界へ」 <FIN>
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