クリエイター近江(wrbx5113)
管理番号1154-19594 オファー日2012-12-05(水) 15:16

オファーPC ドアマン(cvyu5216)ツーリスト 男 53歳 ドアマン

<ノベル>

 次回予告!
 荒野の村に颯爽と現れた男、その名はドアマン!
 彼の前に現れたのはロバに乗ったガンマンだった。
「……抜きな」
「しかし、これは……」
 不敵に笑う男はドアマンの懐の編み棒を指さして挑発する。
 はたしてドアマンの編み棒に封印された力とは!?

 次回「どあまんっ!」第二話!
《ロバと戯れる男、荒野のガンマン》
 二本の編み棒が語る、空色の物語をお楽しみにぃっ!!



 次回予告!
 ドアマンの奥義、メリヤス編みの力に膝をついたガンマン!
「知っているぜ、貴様の名前はドアマン!」
「ネームプレートに書いてありますが」
「何故、知っているのか……? くくく、貴様と出会ったのは偶然ではない」
「いえ、ですからネームプレートに」
 不敵な笑みを浮かべたガンマンは恐るべき男の名前を告げる!

 次回「編物奇憚DOAMAN」第三話!
《編みこめ、タンブルウィード》
「この毛糸……、いいでしょう、伏せ止めてみせます」


 次回予告!
 ガンマンの残した言葉に従い、罠の待ち受ける砦へ一人、足を進めるドアマン!
 現れたのはまだ幼い少年だった。暗殺を生業として育てられた少年に、ドアマンは何を思うのか!?
「俺のっ! この獲物の名前を言ってみろ!」
「それは……。まさか、かぎ針ですか?」
「へへへっ、そう、思うかい? だが、ただのかぎ針だと……」
「ヘアピンレース棒でございます」
 二本のかぎ針を自在に操る幼き使い手にドアマンの奥義が炸裂するぅっ!!

 次回『Do a man!』第四話!
《悪魔の化身、2号レース針!》
「あなたの体で、ジャンボ8mmはまだ早すぎます。6号かぎ針から始めた方がいい」



 次回予告!
 少年を退けたドアマンは、彼を育てた血も涙もない『ボス』と呼ばれる男の存在を知る!
 ボスのため、血を吐きながらもジャンボ8mmを高速で繰り出す少年暗殺者に、ドアマンのメリヤス編みが炸裂した。
 形見のヘアピンレース棒を手にドアマンは誓う、必ずカタキは取ってみせると!
 怒りと共に襲い掛かるドアマンだったが、それはボスの罠だった。
「フッ……、ボクと編み針のダンス、キミに止められるかい?」
「止める必要を感じません」
「笑止! 無様にはいつくばり命乞いをするがいい!! 二度と編み目を数えられぬようにしてやる!」
「バカな、それは鎖編み!?」
 ボスの秘奥義に絶体絶命のドアマン、最大のピンチに現れた意外な助っ人とは!?

 次回『編物戦士ドアマン・ザ・グレート』第五話!
《ガンマン、隠れし第七の編み指》
「覚醒せよ、我が七戦指事(セブンセンシズ)!」



 次回予告!
 ガンマンの指は潰れ、ドアマンの編み棒も折れた。
 編み棒を踏みにじる蛮行にドアマンの怒りに火がついた。
「おのれ、そこまで外道か」
「フッ、勝った者こそ勝者だ!」
「確かにそれはそのとおりでございますが」
 ボスの言葉を受け入れたドアマン。
 だが胸の中で炎は燃える。憎しみの炎ではない、悲しみの炎でもない!
 しかし編み棒の折れたドアマンに、もはやボスに勝つ勝機は残っていないのだろうか!?
 絶望が見えたその時! ガンマンがつぶれた指を高く掲げた。
「そうか、その手が。……そう、例え針が折れようと私の魂は折れず。まだ指が残っておりますよ。指編みという技が!」
「指編みなど! 所詮は古代の言い伝え、御伽噺に過ぎないね!!」
「ゆびリリアン編み……、ガンマンが命を賭して叱咤してくれるまで、この技だけは使うまいと思っていました。」
「バ、バカな、たかが十本の指で、こうも素早く編みぐるみができあがっていくだと!?」
「なぜなら、指の付け根が毛糸でチクチクするからです!」

 次回『ドアマンが斬る』第六話!
《毛メリヤス製品の規格! 羊毛と化学繊維の果てに!》
「お守りぐるみ! くまさん! ねこさん! そして、パペット!!
 私の編み指はもはや止められません! さあ、覚悟していただけますか!?」



 次回予告!
 からくもボスを倒したドアマンはこれまでの経緯を一切無視して海水浴に来ていた。
 これまで名前も出ていなかった美少女達の水着姿があざとく画面に出まくる!
「アニメといえば水着回! 健康な水着でぽろりっ、いやーんはお約束!」
「当然、この次の回は温泉回よっ!! 女風呂覗いてお湯ぶっかけられるのも基本中の基本!!」
「あと、巨乳と貧乳ネタもお約束! なんだったら事故で同じ布団に寝ててぷにぷにふよんふよんも王道中の王道」
「……あの、どちらさまでございましょうか?」
「はっはっはっ!! 堕落したな、ドアマン。貴様が色欲に溺れうつつをぬかしている間、俺は地獄の特訓を積み重ねてきたぞ」
「ええと……」
「ガンマンだ! 忘れるの早すぎるだろう!」
「ああ! ……ええ、忘れなどするものですか」
「お前、今、「ああ!」とか言っただろ!? それはともかくとして、貴様の最大のライバルは俺様だ!」
「そうだったのでございますか?」
 だが、お約束にして基本にして王道の水着回では、ドアマン達は素直に決着をつけることすら許されなかった。
 なんやかんやでてんやわんやした挙句、スイカ割りで雌雄を決することになったドアマンとガンマン。
 だが、そんな二人を付け狙う『ボス』の息子の影!!
 そう、次なる戦いはすでに始まっているのだった!!

 次回『ドアマンの「ど」! 』第七話!
《X編みY目一度》
「きゃー、ドアマン頑張って!」
「負けるな、ドアさまー!!!」
「失礼ですが、本当にどちらさまでしょうか?」
 次回、野球中継のため放送時間が30分遅くなります。ご了承くださいませ。



 次回予告!
 ボスの息子、彼は既に父親であるボスの側近を圧倒するほどの実力者として育っていた。
 復讐か!? それとも、功名心か!?
『ボス? ああ、愚父はたしかそんなアダナで呼ばれていたね。私のことは、もっと優雅に、もっと美麗に、エンペラーと呼んでくれたまえ!』
「……アダナだったのでございますか」
 エンペラーの放つ第一の刺客、クリムゾン・ソフトクリームのヴァニラの前にガンマンが立ちふさがった!
「悪いが、こいつだけは俺に任せてもらおうか?」
 クリムゾン・ソフトクリームのヴァニラとガンマンの間にある血塗られた因縁とは!?
「鳳凰乱舞繋(高速モチーフ繋ぎ)!」
「ガンマン。変わっていないな。貴様の弱点は同じ、端線をはっきりさせるべき時に裏目で伏せ止めを行うことだ!」
「えっ、そこ、基本ではございませんか?」
「ドアマン、貴様は黙ってろ!! こいつぁ俺の獲物だといっただろうが、……ぐふっ!?」
「おしゃべりに夢中になる時点で貴様はその程度の器だったということだ。ドアマンとやら、その伏せ止めでは遅すぎる!」
「ご心配なく、こちらは……」
「げぇっ!?」
「……こちらは『 引 き 抜 き 止 め 』でございます」
「い、いつのまにそのかぎ針を……!?」
 ドアマンの手にいつかの少年暗殺者のかぎ針がきらりと光る!
 はたしてドアマンは、倒れたガンマンのカタキを討つことができるのか!?

 次回『京からドアマン!』第八話!
《1目ゴム編み止めをしようと思ってゴム編みしてたのに必要以上に気合をいれてしまって伸び縮みしなくなる》
「あーん、ガンマ様が死んだ!」
「ドアせんせのカバっ!」



 次回予告!
「くくく、クリムゾン・ソフトクリームのヴァニラがやられたか……」
「だが、やつらは我らエンペラー四天王の中でも一番の小物」
「所詮、我々のパシりにすぎぬ……」
「それはそうと腹が減ったな、おい、焼きそばパン買って来い」
「なんで俺なんだよ」
「ヴァニっちいなくなったんだからしかたねーだろ」
「やだよ。お前、まだ1リットルの珈琲牛乳とか言うんだろ、あれ、重いんだもん」
「あの、わたくしで良ければ買ってまいりましょうか?」
「あ、マジで? やったー」
「って、おまえ、ドアマンじゃん!?」
「その通りでございます。さて、この度お伺いしたのは他でもありません」
 四天王の不意をつき、単身、牙城に乗り込んだドアマン。
 完全に機先を制したかに見えたが、焼きそばパンを買うためには朝一番から並ぶ必要があった!
 それも、お釣りのいらないように小銭を用意しておかねば、ライバルに先に買われてしまうのだ!
 無法の世界に行列などと言う言葉は皆無。ドアマンはあえて飢えた狼達の前に身をさらした!

 次回『どあ☆まん リターンズ!』第九話!
《最後に残った焼きそばパン》
「諦めたらそこで購買終了ですよ」



 次回予告!
 ヴァニラ、チョコを制したドアマン。次なる敵は最強の敵、ストロベリー!
 相変わらず飛び込んできて即座にやられたガンマンの遺志を継いだその時、ドアマンの編み棒が黄金の輝きを放つ!
「パプコーン編み、彼はそう呼んでいました」
「くくく、たかが編み棒の差が、編み目の決定的な差ではないことを……」
 第一、第二形態を飛び越えて、ストロベリーの第三形態が今、明らかになる。
「……教えてやる!!!」
「バカな、七本の腕でそれぞれ同時に編み棒を振るうなどと!? ありえません!」
 その時、ドアマンの編み棒にガンマンとの思いが蘇る!
 勝利とは何か!? 編むとは何か!?
「答えてみせなさい、ストロベリー。あなたにとっての平編みとは何ですか? 円編みに何を求めるのでしょう? 輪編みは本物と救いなのでしょうか!?」
「くくく、己の内にそのような迷いを抱えているうちはボビンケースひとつ手にいれられぬわ!」
「ちくわ大明神」
「……その答えは私自身の生涯を持って探求すべき命題かも知れません」
「誰だ、今の」

 次回『ニッター・ドアマン』第拾話!
《チャコペンの思い出、ストロベリー爆散》
「おお、何と美しいシェル模様……盲目の我にもしかと見えるぞ!」



 次回予告!
「お願い、立ち上がってドアマン!」
 いつかの水着回の美少女達がドアマンの名を呼ぶ!
 四天王最後の一人にして最強の刺客、ミント・ザ・グラスホッパー。
 エンペラーを倒すため、ガンマンとの再会を果たすため。
 そして何よりドアマン自身の心に生じた迷いの答えを探すため。
 ほつれた色をたぐるように戦い続けるドアマンの心に、ミントの囁きが突き刺さる。
「おどきください。私の相手はミントただ一人。そして、その後ろにいるエンペラーこそ、私が倒さねばならぬ相手です」
「ちにゃ!」「ひょんげ~!」「ぶでひ!」
 次々にドアマンの編み棒にかかり編み上げられていく部下を冷酷に見下ろし、さらには嘲笑うミント。
 己に忠誠を誓ったものの敗北に、眉一つ動かさぬ外道にドアマンの怒りはいまや有頂天!!
「怒りに震えた編み棒で、この私に挑もうなどと笑止千万!」
 エンペラーを倒すため、四天王最強のミントとの最終決戦が今、始まろうとしていた!!!
 雷撃渦巻く空に浮かぶドアマンとミント、はたして天は、時代は、どちらを必要としているのか!?

 次回『ドアマン・ザ・グレート』第11話!
《焼きそばパン代、182円(税込)》
「貴方様の毛糸は何色ですかあああああぁぁぁぁぁ!!!!!!?」



 次回予告!
 ついに迎えたエンペラーとの決戦。
 レースを駆使するエンペラーの前に、ドアマンの技の悉くが破られていった。
「貴様の技は父の、……いや、ボスの体を持って研究済だ!!」
「いつまでも、昔の私と思わないでいただきたい!」
 そして、明かされるドアマンの編み棒の秘密!!
「バカな……っ!? 最後から3つ目の編み目に向こうから針を入れ、最後の編み目の手前に出すのが鉄則のはず!!」
「貴方様はいつから私が2目ゴム編み止めを両端とも表2目でとめると考えておられたのですか?」
 前時代の遺物とは!? かつて世界を滅ぼした安全ピンとは!? 虚空を彷徨う悪魔のミシンとは!?
「私の名はドアマン。それ以上でも、それ以下でもありません!!!」

 次回『不思議なドアマン』最終話!
《レースとインピース》
 今こそ明かそぉぉ!! ドアマン編みモノ教室の秘密ぅぅ!!!
「ついに訪れたのですね。誰もが月謝さえ払えば平和に編み棒を持てる日が」



 ミ★


「……今のは……夢? いや、夢とはいえ、妙にリアルな…」
 呟くドアマンの部屋の窓を黒マントの男が叩いた。
 窓の外から囁くように男は告げる。
「貴方の力を借りたい……奴等の野望を打ち砕く為に」

 劇場版ドアマンtheムービー!! 来春公開予定!!

「ここは8Fでございます」

クリエイターコメント ロマンティックと全力疾走が止まらないノベル(?)になってしまいました。
 こんばんは、0世界のハズレクジこと近江です。

 何度もプラノベのオファーをいただき、その度に「うーん、うーん」と悩んでいたため、
 たぶん、一方的にドアマン様のノベルを読ませていただいているのですが、
 毎度のオファーも、他のWRの皆様方から出てくるノベルも非常に個性的で、
「こ、これは挑戦に違いない。しかし、どんなものにすれば……」
 と、非常に頭の体操をさせていただいておりました。

 考証無視、捏造も暴走も悪乗りも改変もOKと言う非常に自由なフィールドでやらせていただき、
 さらには今回、オファー文のあるネタで思い切り爆笑させていただいたため、
 爆笑させてもらったからにはなんぞうまくやらねば!と暴走してみました。

 ドアマン様は非常に不思議な空気の方で、それが良い味だと思います。
 壊さないようにしないと、とか思うと逆に失礼な気がしましたので、
 ええと、その、なんです、ほら、ええと。……やりすぎたかも知れません、ごめんなさい(ぺこぺこり)
公開日時2012-12-27(木) 22:40

 

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